内視鏡室より

内視鏡検査(いわゆる胃カメラや大腸カメラ)は「つらい、苦しい、痛い検査」等のイメージがあり、不安を持たれていて検査を敬遠、躊躇されていませんか?
当院では2021年1月より、カメラ先端外径5.4㎜の極細径のスコープを導入しており、胃カメラ時の苦痛の軽減に努めています。
大腸カメラでは、炭酸ガス使用により、検査中や検査後の腹部の張りによる苦痛を軽減しています。
又、胃カメラ・大腸カメラ共に楽に検査を受けていただくために、ご希望により鎮静剤を使用しています。(ご年齢や身体状況によっては医師の判断で使用できない場合もあります。)

日本人の死因の第1位は1981年より男女ともに悪性新生物(いわゆるがん)です。
2019年の統計では男性は第1位 肺がん 第2位 胃がん 第3位 大腸がん
女性は第1位 大腸がん 第2位 肺がん 第3位 膵臓がん 第4位 胃がん
と上位に胃がん・大腸がんが占めています。
がんは早期発見により治療が可能です。
内視鏡検査はそのために重要な検査となります。
もちろん、がん以外の疾患(炎症や潰瘍、ポリープ等)の診断にも内視鏡検査は重要です。

このような症状のある方はぜひ上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を受けてください。
・上腹部やみぞおち周辺の痛み、胃もたれ、胸焼けがある
・急激な体重減少、食欲不振がある
・貧血が進行している
・喉の違和感やつかえ感がある
・黒い便が出る
・健診や人間ドックで異常が見つかった
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍の既往がある
・ピロリ菌の指摘があった
・肝硬変
・胃がんの家族歴がある
・40歳以上で胃の検査を受けたことがない。
このような症状のある方はぜひ下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)を受けてください。
・便に血液が混じる
・便通異常(便秘・下痢・便が細くなった等)
・慢性的な腹痛や腹部膨満感がある
・突然の便秘、腹部膨満感、下痢
・貧血が進行している
・急激な体重減少がある
・便検査で潜血陽性の指摘があった
・過去に大腸ポリープの指摘があった
・40歳以上
・大腸がんの家族歴がある
検査日
 
午前    
午後  
※1 胃カメラは主に午前、大腸カメラは午後の時間帯の検査となります。
※2 検査はご予約が必要となりますので外来受診の際に医師にご相談ください。